シーリング工事
シーリング工事
打ち放しコンクリートの開口部である窓枠と外壁部分の継ぎ目にいわゆる目地といわれる部分は雨水が浸入しやすい部分です。
この目地部分にシーリング材を補填して風雨を防ぎ建物の劣化を防ぐ必要があります。
しかしながら、シーリングには耐用年数があります。このシーリング部分も打ち替える必要があります。
最終的な仕上げによってシーリング材が違います。
露出のまま |
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シリコーン系・ポリイソブチレン系・変成シリコーン系・ポリサルファイド系 |
着色塗装 |
アクリルウレタン系・ポリウレタン系・アクリル系 |
透明塗装 |
アクリルウレタン系 |
シーリング材打ち替えの基本
・既存シーリング材の充分な撤去。 |
・硬化不良にならない混合。 |
・気泡が入らないように攪拌・充填。 |
・プライマー塗布の徹底。 |
・シーリング防水施工技能士など資格者を選定する。 |
・再充填・拡幅再充填・ブリッジから適切な改修工法を選定する。 |
2接着面と3接着面の違い
外壁目地の適材適所表(ノンワーキングジョイント)
外壁以外の目地における適材適所表
シーリング材打ち替えの手順
1:既存シーリング材撤去 |
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既存シーリング材をカッター等を用いて十分に撤去する。 |
2:目地状態の確認 |
地状態、寸法を確認する。また被着面が充分に乾燥しており、ジャンカ、欠け、亀裂等が無いことを確認する。 |
3:目地清掃 |
目地内を溶剤等を用いて清掃する。 |
4:バックアップ材の装填 |
目地の状況に応じ、適切なバックアップ材をねじれ、段差等が無いよう装填する。 |
5:マスキングテープ張り |
テープを張る位置を確認し、被着面に食い込まないように、注意して張り付ける。 |
6:プライマーの塗布 |
プライマーをハケ等にて塗り残しのないように塗布する。 |
7:シーリング材の混合 |
シーリング材専用混合機械にて、基剤・硬化剤・カラーマスターが均一になるまで10分以上混合する。未混合になりやすい混合容器の壁・底部等は、ヘラ等でかき落とした後再度練り込む。 |
8:シーリング材の充填 |
混合したシーリング材をコーキングガンに詰め、目地底にコーキングガンのノズルを当てゆっくりかつ充分に、可使時間内に充填する。 |
9:ヘラ仕上げ |
目地幅にあったヘラでしっかりと押さえ、すみやかにシーリング材表面を周辺の パターンに合わせて平滑に仕上げる。 |
10:マスキングテープ除去 |
仕上げ後すみやかにマスキングテープを除去する。 |
11:目地回りの清掃 |
溶剤等を用いて目地回りを清掃する。 |